WPM向上のためのたった9つの方法|英語の処理速度を劇的変える

wpm
英語お悩みさん

「言いたい英語がパッと出てこない…」
「TOEICのリーディングの時間が足りない…」

このようなスキルの伸び悩みは、実は「英文の処理スピード(WPM)」が関係しています。

逆にいえば、
WPMを意識すれば、日本語に翻訳する「ロスタイム」を減らし、英語を英語のまま理解できるようになります。

今回は、WPM測定法と実践トレーニングをわかりやすく解説します!

この記事の内容

WPMの測り方と、目指すべきスコアの目安
読む・聞く・話すを加速させる9つの方法

英語脳を定着させるための重要ポイント3つ

WPMにも効果的な「パラフレーズ(言い換え)」についての記事もあわせてチェックしてみてください。

でも独学で英語学習し続けるのは、
やっぱりちょっと不安…

その「あと一歩」を越えるのは、
知識ではなく「マインドセット」

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目次

WPMとは「1分間に読める単語数」

WPMとは 「Words Per Minute」の略で、1分間に処理(読解・発話)できる単語数を表す指標です。

この数値が高ければ高いほど、英語をスムーズに使いこなせているということになります。また、WPMが上がると次のようなメリットがあります。

  • リーディング: 読むスピードが上がり、テストや検定を最後まで余裕を持って解ける。
  • リスニング:英語の意味を汲み取るスピードが早くなり、ネイティブとの会話にも無理なくついていけるようになる。
  • スピーキング: 頭の中で日本語に翻訳する時間が減り、言いたいことがパッと口から出る。

WPMを磨くことは、英語で使える武器を増やすということ。

WPMの測り方

WPMは以下の計算式を使います。

合計単語数 ÷ かかった秒数 × 60WPM

例えば、300単語のニュース記事を読み終えるのに120秒(2分)かかった場合、計算式は以下のようになります。

例:300単語 ÷ 120秒 × 60 = 150WPM

この場合の処理速度は「150 WPM」ということになります。

WPMできること
80 〜 100 WPMゆっくり時間をかければ短文の意味がわかる
相手がゆっくり話せば、単語を拾って理解できる
150 〜 180 WPM日常会話やニュースなどのスピードについていき理解ができる
英語を日本語翻訳せず英語のままで理解し使うことができる
200 〜 300 WPM複数人の雑談に余裕を持って参加できる
専門的な洋書が日本語と同じ感覚で読める

英語の読解力とスピーキング力を上げるなら、150 WPMを目指しましょう!この数値に達すると、日常会話やニュースのスピードについていける手応えを感じられるようになります。

 WPMを向上させる方法【リーディング】

リーディング速度を上げるには「返り読み」を減らすことが重要に。そのための具体的な3ステップを解説します。

  • 意味の塊(チャンク)で区切る
  • 英語の語順のまま意味を理解する
  • 時間を測って速読する

ステップ1. 意味の塊(チャンク)で区切る

英文を単語1つひとつで追うのではなく、意味の塊(チャンク)で理解する練習をします。まずは、以下の区切り方を参考にしてみてください。

前置詞の前

I went to the park / with my friends / on Sunday.
(私は公園に行った / 友達と一緒に / 日曜日に)

その他の前置詞:at, for, until, about など

接続詞の前

I think / that he is a great doctor.
(私は思う / 彼は素晴らしい医者だと)

その他接続詞:because, when, if など

関係代名詞の前

This is the book / which I bought yesterday.
(これは本です / 私が昨日買った)

その他関係代名詞:who, that

④ 不定詞(to + 動詞)や動名詞の前

I want / to study abroad / in the future.
(私はしたい / 海外で勉強することを / 将来的に)

⑤ 長い主語(S)の後 / カンマやピリオドの後

The tall man standing over there / is my brother.
(あそこに立っている背の高い男は / 私の兄です)

最初は細かく、「誰が」「何をした」「いつ」「どこで」を分けて区切ります。慣れてきたら、スラッシュ()の数を減らして、一度に目に入れる塊を大きくしていきましょう。

ステップ2. 英語の語順のまま意味を理解する

リーディングのWPMを上げるには英語の語順のまま意味を理解することが必要です。

きれいな日本語に訳す必要はありません。自分の中で内容がイメージできればOKです。前の単語に戻りたくなっても、グッとこらえて「右方向へ」のみ視線を動かす意識を持ちましょう。

【例文】I play soccer in the park every Sunday.

悪い例

① I / ⑤ every Sunday / ④ in the park / ③ soccer / ② play
①私は⑤毎週日曜日に④公園で ③サッカーを②する

綺麗な日本語に直そうとして、英文を後ろから前に「返り読み」して読んで理解するのに時間がかかってしまいます。

良い

① I / ② play / ③ soccer / ④ in the park / ⑤ every Sunday.
①私は②する③サッカーを → ④公園で⑤毎週日曜日に

文章を「左から右」の順番に読んで理解することで「読み返し」を防ぎ、読むスピードが自然と上がります。

ステップ3. 時間を測って速読する

文章を読むときは、必ず時間を測りましょう。なんとなく読むだけでは、スピード(速読力)はなかなか伸びません。

1分間に読めた単語数を「数字」で出すことで、自分のレベルや得意・不得意が「見える化」されます。また、現在地がわかれば目標とするWPMが設定しやすくなります。

WPMを向上させる方法【リスニング】

リスニングの処理速度が上がると、ネイティブの速い会話でも一言一句がハッキリ聞こえてきます。「音が速すぎて追いつけない」という状態から卒業するための3ステップをご紹介します。

  • 台本(スクリプト)の「精読」
  • シンクロ(オーバーラッピング)リーディング
  • シャドーイング

ステップ1. 台本(スクリプト)の「精読」

精読とは、単語の意味、文法を100%理解しながら読むこと。

リスニングの台本(スクリプト)を徹底的に読み込みます。

単語、熟語、文法構造を理解し、分からない部分は調べてチェックします。文字を見た瞬間に意味がダイレクトに頭に浮かぶレベルまで理解度を高めることで、次のステップでの効果が最大化されます。

ステップ2. シンクロ(オーバーラッピング)リーディング

精読が終わったら、音声に合わせてスクリプト(台本)を見ながら、同時に音読するトレーニングに移ります。連結(リンキング)や消失(リダクション)が起きそうな箇所に印をつけることでそこを意識することができます。

リンキングとは、単語の終わりと次の単語の始まりが繋がって聞こえる現象(例:Check it out → チェキラ
リダクションとは、特定の音が弱まったり、消えたりする現象(例:Good morning → グモーニン

これを繰り返すことで、英語特有のリズムや強弱が再現できるようになります。「完全コピペ」ができるまで、10回〜20回ほど繰り返しましょう。

ステップ3. シャドーイング

最後は台本(スクリプト)なしで、「シャドーイング」を行います。

シャドーイングとは、聞こえてきた音を影(シャドー)のように、0.5秒ほど遅れて発話するトレーニングです。最初は英語の意味を追いすぎず、聞こえた音をそのまま完コピすることを意識するのがポイントです。この方法は、リスニング力向上だけでなく、ネイティブのようにキレイな発音に近づきます。

WPMを向上させる方法【スピーキング】

スピーキングのWPMを上げることは、単に早口で話すことではなく、英語を英語で処理する必要があります。言いたいことがスラスラ出てくる状態を目指して、以下の3ステップで進めます。

  • 瞬間英作文
  • 独り言英会話
  • ネイティブと英会話

ステップ1. 瞬間英作文

瞬間英作文とは、日本語の文章を見て、瞬時に英語に変換するトレーニングです。

初級

【例文】私は英語を勉強します。 → I study English.

ハチドリくん

これは英作文しやすかったよね!次の文章はどうかな?

中級

【例文】将来、海外で働くために英語を勉強しています。 → I’m studying English to work abroad in the future.

文章が長くなると、急に英作文が難しく感じられませんか?

瞬間英作文は「えーと、主語はこれで、動詞は…」と考える時間を強制的に削るのが目的です。まずは10秒以内に英語に変換することから始め、慣れてきたら5秒、3秒と時間を短くしていきます。

これを繰り返すことで、脳内の「文法組み立てる力」がつき、意識しなくても反射的に英語が出てくる土台が整います。

ステップ2. 独り言英会話

瞬間英作文の次は、自分の行動や目に見えるものを英語で実況する「独り言英会話」を行います。相手がいないので、完璧主義は捨てましょう。「きれいな英語」を目指すのではなく、今の自分が持っている英語力で「どれだけ止まらずに話し続けられるか」が重要です。

【実況する】 今からコーヒーを作る → I’m going to make some coffee.
【考えを英語にする】 今日は少し疲れたな → I’m a little tired today.

独り言を録音・録画するとさらに効果的です。「どこで詰まっている」のか客観的に確認できます。

最初はゆっくりでOKです。「録音→改善→録音→改善」を繰り返すことでフレーズが脳に定着し、意識しなくても口が動く「自動化」が起こりやすくなります。

ステップ3. ネイティブと英会話

実際にネイティブや英語講師との英会話です。これまで磨いてきた力を実践していきます。

言葉に詰まった箇所はメモをとって、ステップ2の「独り言英会話」に戻って、そのフレーズを無意識に言えるまで繰り返します。「自分の英語が通じた!」という成功体験を積むことが、確実な英語力UPへと繋がります。

WPMトレーニングで重要な3つのポイント

WPMを効率よく向上させるために意識すべき3つのポイントがあります。

  • 日々新しい単語に触れる
  • 英語は英語のまま理解する
  • レベルに合った教材を選ぶ

1. 日々新しい単語に触れる

WPMを上げるために重要なのが語彙力です。 どれだけ処理速度を鍛えても、知らない単語が出てくるたびにブレーキがかかります。

語彙のストックが増えるほど、英語の処理スピードは自然と速くなっていきます。

毎日、少しずつ見た瞬間に意味がわかる単語を増やしていきましょう。効率的に単語を学びたい方は、AIを活用して自分専用単語リストを作るのもおすすめです。

2. 英語は英語のまま理解する

英語を読んでから、頭の中で日本語に直し、それから意味を日本語で考えて、英語に翻訳…。

このように、
いちいち日本語に「入れかえて」考えていると、時間がかかってしまいます。

これが英語がパッと出てこない一番の原因です。

WPMを上げるには英語の語順通り、英語のままで理解していくことが重要なポイントです。

purchase = buy
assist = help

英語は似た意味を持つ他の英語に言い換える練習をすることで日本語変換のステップがなくなり、自然に読解やスピーキングのスピードが上がっていくように。

3. レベルに合った教材を選ぶ

知らない単語や文法ばかりだと難しく感じてしまい挫折したり、モチベーションが下がる原因になってしまいます。

内容が8割〜9割理解できるレベルの教材を選びましょう。1ページの中に知らない単語が5つ程度におさまるものが目安です。

おすすめの教材サイト

WPMを上げて読む・聞く・話す力を身につけよう!

WPMについての説明と、読む・聞く・話す力を上げる方法をご紹介してきました!

  • リーディング: チャンクで区切る→ 直読直解→ 時間を測って速読する
  • リスニング: 台本(スクリプト)を読む→ 音読→ シャドーイング
  • スピーキング: 瞬間英作文→ 独り言英会話→ リアル英会話
英語お悩みさん

「英語が聞き取れない」
「英文を読むのが遅い」
「言いたいことがパッと言えない」

これらの悩みは、脳の処理スピード(WPM)が関係しています。

現在の英語力を見える化して、具体的な目標を立てるために、早速、WPMをチェックしてみましょう!

よくある質問

リーディングとスピーキング、どちらを優先すべき?

リーディングです。 

読んで理解できない英語は、聞くことも話すこともできません。まずはリーディングで知識を増やし、その後にリスニングやスピーキングの練習をすることが、効果的なステップです。

WPMは毎日測るべき?

週に1〜2回で十分です。

 毎日の数値に一喜一憂せず、「週末に一度、成長を確かめる」くらいのペースが、モチベーション維持には最適です。

WPMを測る時、わからない単語で止まってもいい?

測定中は止まらず突き進みましょう。 

「止まらずに処理する力」を鍛えるのがWPM測定です。単語の確認は、測定が終わった後の復習タイムで行いましょう。

試験対策(TOEICなど)にも効果ある?

はい、効果があります。

試験で時間が足りない最大の理由はWPM不足です。150WPMを安定して出せれば、本番でも余裕を持って問題を解くことが可能になります。

正しい発音でできているか不安…

スマホの「音声入力」で確認できます。

 録音を聞き比べるほか、スマホのメモ帳に音声入力して正しく認識されるか試すのが、最も手軽で確実なチェック方法です。

英語の上達はマインドセットから

英語が続く人と、途中で止まってしまう人の違いは、知識やセンスよりも、「間違えても大丈夫」と思える気持ちだったりします。

英語お悩みさん

「英語に自信がなくて一歩踏み出せない…」
「失敗するのが怖くて話せない…」
「完璧な英語じゃないと通じない…」

こうした無意識のブレーキが、
英語の上達を遠ざけてしまいます。

HACHIDORI英語コーチングは、単語や文法よりも先に、「英語とどう向き合うか」のマインドセットから整える英語コーチング

  • 英語を勉強してきたのに話せない
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  • 「話せる人の感覚」を知りたい

そんな方は、

英語そのものだけでなく、 考え方や向き合い方から整える《HACHIDORI 英語コーチング》で、少しずつ話せる感覚を一緒に身につけていきましょう!

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ハチドリくん

【今日の名言】
Learn as you go.(やりながら学べばいい。)

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